こんにちは。にこいち会議所です。
今回の記事は、事業再構築補助金で交付申請が採択になった企業や事前着手申請によって事業を進めている企業に向けた「必要書類の解説」の記事となっています。
事業再構築補助金は実績報告が終わらないと資金がもらえない…
事業再構築補助金でやっとこさ、応募申請や交付申請が採択となってから安心する事業者さんには悲報です。
あんなに大変だった交付申請後、次に待っているのは、実績報告です。実績報告も必要書類や事務処理が多いので、どんな資料が必要かを確認し、少しでもスムーズに対応することが大切です。
事業再構築補助金は応募申請に対するサポートや申請代行の業者(銀行やコンサルティング企業)は多数ありますが、採択となった後にサポートする企業が少ないので、必要な事項を把握せずに取り組む事業者が多いです。
そのため、必要書類をうまく準備できず、補助金が支給されなかった企業もいくつか聞いています。
今回は、個人的に2番、相談の多い「機械装置・システム構築費」を使った場合を見ていきたいと思います。
以下では、1番、相談が多かった「建築費」の解説も行っています。
実績報告で必要な書類を確認する【事業再構築補助金】
どこで確認ができるか実際に調べてみた
では、事業再構築補助金の実績報告書で必要な資料を確認していきましょう。資料は、事業再構築補助金のHPで確認することができます。
どこに資料があるの?
まずは、事業再構築補助金のHPを開き、以下の画像のように、①採択者向け資料、②交付決定以降の参考資料、③実績報告書マニュアルの順番にクリックしていけば、確認できます。
HP上で確認もできますし、PDFでもダウンロードができます。
実績報告書に必要な書類等を確認
実際に必要な資料を確認してみましょう。今回は、【機械装置やシステム構築】に関する必要書類なので、15ページを確認すると以下のようなページが出てきます。
以下では、特に注意すべき点をまとめました。
◆搬入時の送付伝票の写真
業者が持参してくれた時に撮影が必要となるので、チャンスは1度しかない…
◆設備を設置する前の写真
小型設備であれば、再度撮影することができますが、大型設備の場合、撮影することが困難…
「撮影し忘れた!!」と聞いた人はまだいませんので、もし、いらっしゃったらどのような対応になったか、伺いたいです。いずれにしても注意しておきたいですね。
実績報告書を提出する際に注意したいこと
オススメとしては、交付申請が決定した後、「どんな写真を撮影したら良いか」、「変更があった場合の報告・連絡・相談」等、最初から実績報告書を作成するイメージで業者や従業員さんとも連携を深めながら事業を進めることが良いと思います。
また、不明な点や疑問点、設備や事業内容の一部が変更した場合、必ず補助金事務局に連絡することをオススメします。
その際、補助金事務局の担当者との会話は、録音しておく等して、後からでも振り返りができる体制にしておくと、やるべきことの忘れやトラブル防止にもつながると思います。
事業者の会話に同席したこともありますが、けっこう、丁寧に答えてくださる印象です。
事業再構築補助金事務局の電話番号は以下のとおりです。
補助金は、入金になるまでが大変なので、事務局にしっかり確認しながら、取り組んでくださいね。