2025年以降に実施される月面探査計画のアルテミス計画に伴って、株式会社ispace（日本）が世界初の民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」を実施していました。
今回は、「ミッション１」の結果が出ましたので投稿です。「HAKUTO-R」については、以下のブログをご覧ください。
「HAKUTO-R」の内容を簡単にお伝えすると、「世界で初めて民間企業が無人の月面探査を３つのミッションに分けて実施するプロジェクト」です！
「HAKUTO-R」のミッション１はどうなった？！
結論から言うと、2023年4月26日に月面着陸を予定していましたが失敗に終わりました。Twitterにて同社も発表しています。
とっても残念
しかし、株式会社ispaceは、今回の失敗に臆することなく、挑戦を続けることも以下のとおり発表しています！
当社は、今回の結果を受けてもなお、不確定なリスクを恐れず、挑戦の歩みを決して止めることは致しません。2024年のミッション２、2025年のミッション３の技術成熟度を飛躍的に高めることを目指し、今回のサクセス8までの運用と着陸シーケンス中に取得されたとデータとノウハウを最大限活用していきます。
株式会社ispaceのHPより
代表者の袴田さんも以下のコメントを発表しています（4月26日時点）
「現時点では月面着陸完了の見込みがありませんが、着陸フェーズまで実行できたことで多くのデータと経験を獲得でき、このミッションの意義を十分に達成したと考えております。重要なのは、この知見と学びをミッション２以降にしっかりとフィードバックし、この経験を活かすことです。そのために私たちはすでにミッション2とミッション３を同時並行で開発を進め、継続性を維持できる経営基盤を用意しています。創業期から現在に至るまでこのミッションに貢献してくれた全ての従業員、それを支え続けてくれたご家族の皆様、そしてispaceのビジョンを信じ続けてくれた株主、HAKUTO-Rパートナー、お客様、サプライヤーなど多くの皆様のご支援に、改めて心より感謝申し上げます。私たちは歩み続けます。」
株式会社ispaceのHPより
両者ともに次のチャレンジへの力強さを感じますね！応援したいですね！
「HAKUTO-R」のミッション１はどんなプランだった？
「ミッション１」は失敗に終わりましたが、実はこのミッション、10段階ものアクションがありました。その中の8段階までは達成することができたので、次回の「ミッション２」「ミッション３」では活かしてくれるのではないでしょうか！
次回以降が楽しみです！
以下に、今回のアクションプランを掲載しています。（出典：株式会社ispace）
「HAKUTO-R」のミッション１の失敗で株式市場に影響？！
こんかいの失敗で、株式市場には大きな影響がでました。4月13日に東京証券取引所に上場後、ミッション成功への期待感も含めて、株価は、1,000円の始値から同月25日の終値の1,990円まで90％以上、株価は上昇していました。
ところが、報道を受けて一変。株価は1,590円（前日比▲20.1％）とストップ安になってしまいました…
それだけ月面着陸成功への期待感が大きかったってことですね
「HAKUTO-R」のミッションは今後どうなる？！
先ほども掲載のとおり、株式会社ispaceは残りのミッションに向けて挑戦を続ける様子です。「継続運営できる経営基盤を作る」とコメントがありましたので、資金調達や課題はあると思いますが、ぜひ、頑張っていただきたいです！！
今後のミッションは以下のとおりです。
このミッションでは、ランダーが月面に着陸し、安全な着陸技術を確立することが目標です。
2024年に「ミッション2」で月面探査を行う予定です。このミッションでは、ローバーが月面を探査し、地質や環境データを収集します。
「ミッション３」では、より精度を高めた月面輸送サービスの提供によってNASAが行う「アルテミス計画」にも貢献する計画となっています。
詳細は不明な様子なので、わかり次第、投稿していきます！
最後に
今回の情報を受けて、私も楽しみにしていた分、少し残念な面もありますが、「挑戦なくして成功なし」次のミッションに向けて注目していきたいと思います！
今回の情報は、株式会社ispaceが運営するHPやTwitterを元に構成しています。
