こんにちは。にこいち会議所です。
みなさんは、補助金が採択された後、「思った以上に事業のスケジュールが長引いてしまったので延長したい!」という経験はありますでしょうか?
今回は、小規模事業者持続化補助金や事業再構築補助金等、国の補助金を採択になった後、事業を実施していく際、「事業終了期限までに事業終了が間に合わない!」といったケースを解決できる方法をお伝えします。
今回は、事業再構築補助金を題材に進めていきます。
今回のケースは、にこいち会議所の独自調査を行った上で記載していますので、当記事をあてにするのではなく、各補助金事務局に必ず問い合わせしながら進めてください。
事業再構築補助金の事業実施期間の延長はそもそも可能であるのか
まず、結論からお伝えすると、「可能になるケースがあります」
なぜ、曖昧な答えになるかと申し上げますと、実施する補助事業者の責任によらない事由であれば、「様式第4 事故等報告書」を事務局に提出し、認めてもらうことができれば延長してもらうことが可能であるからです。
様式は以下の画像でいう様式集にありますよ
以下は補助事業の手引きです
実際に延長できるかを事業再構築補助金の事務局に電話してみました
上記の「補助事業の手引き」では、台風や異常気象などの理由で期限までに完了できない場合は延長できるという記載でしたが、弊社で対応しているお客様の場合、以下の理由で遅延することが決定的でしたので、事業再構築補助金の事務局へ電話で相談しました。
前提:補助金を活用して店舗を建設する事業計画が採択
- 当初施工を担当する予定だった業者が吸収合併し、合併先の業者が見積・図面を作成
- 長い時間をかけて作成された図面を見た結果、ないといけない柱がない等、このままでは建設できない状況であったため、委託業者を変更
- 次の業者が作成した見積や図面は予算が希望と合わないため、打ち合わせが難航中
- やっとこさゴールの兆しが見えたので、話を煮詰めている最中
この結果、補助事業期間には間に合いそうにありません
とお伝えしました。早速、「事故等報告書」を作成しようと思いましたが・・・
交付申請が採択になってから申請してください
とのことでしたので、まずは交付申請を終えてからということになりそうです。
ただ、補助事業者の責任ではない理由であるとのことなので、期限の延長には対応してもらえそうな様子でした。
結果は、分かり次第、記事で報告します
また、建物については、事業完了までに工事が完了しない場合は、速やかに事務局へ連絡することが補助事業の手引きに記載がありましたので、何か対策を取ってくれるのではないかと期待しています。
まとめ
今回は、事業再構築補助金の事業期間が延長できるかどうかを実体験を元に解説してみました。
事業再構築補助金の事業期間の延長は、補助事業者の責任によるものでなければ延長の申請ができそうですね。
また、事業再構築補助金に限らず、「小規模事業者持続化補助金」や「ものづくり補助金」でも今回の様な対応は行ってくれそうです。
どちらにしても・・・
何か補助事業に関するトラブルなどが発生したら事務局に連絡してください(๑•̀∀•́ฅ ✧