【事業再構築補助金】5つの指針がイラストでよくわかる!やさしい解説

事業再構築補助金には5つの指針があります。この指針は、『事業再構築指針』という用語で、事業計画書を作成するときに必須項目となっています。

しかし、必須項目であるにも関わらず「わかりにくい」という言葉をよく聞きますので、今回はイラスト付で記事を作成しました。

5つの指針を理解して事業再構築補助金を獲得していきましょう!

この記事の内容

事業再構築補助金の5つの指針ってなに?

事業再構築補助金の申請書に必要な指針です。事業計画書を作る際は、「新分野展開・事業転換・業種転換・業態転換・事業再編」の5種類から選ぶ必要があります。

前までに確認した3つの条件とは違うの?
やりたいことが決まったと思ったのになあ。

過去の記事で説明した4つの条件は、「自分が事業再構築補助金を申請できる対象者であるか」ということです。以下の記事を掲載していますので参考にしてみてください。

まずは、以下のように事業再構築補助金を申請できる状況を確認した上で事業計画書の作成を開始しましょう。

  1. 事業再構築補助金が申請対象であるか3つの条件を確認する
  2. 5つの事業再構築指針の内、どれに該当するかを決める
  3. 事業計画書を書いて提出する

今回は事業再構築指針の解説となっており、経済産業省のHPと手引きからも内容は確認できます。

事業再構築指針の手引きはこちらから

本ページの活用方法

事業再構築指針で確認しないといけないことを以下から確認していきましょう。
すでに新規事業を考えている人は、下の①~⑥のテーマをタップして必要な項目だけ確認するのもOKです。

今回は、ホテル経営者Aさんの事例を紹介していくよ。
色んな転換を検討しているみたいだから申請書の参考にしてみてね。

事業の変化については、変化させる部分をオレンジで塗ったよ。変化がない部分はグレーにしているから確認してみてね。

私は、各指針の説明のとき、ホテル事業以外でも2つの事例を紹介していくね。

事業再構築補助金の指針を確認するための目次

と、いうことでまずは2つの事項を確認していこう!

事業再構築指針を確認する前にやるべきこと

自分の事業の業種と事業を調べよう

事業再構築指針は業種と事業をきちんと確認できていないと事業計画書を作成しても不採択になってしまうことがあります

では、どうしたらよいのか…

事業再構築補助金で業種と事業を確認するには、政府が推奨している日本標準産業分類で確認していきましょう。

リンク貼っておくね

見たけど、何これ?!
大分類や中分類とか、わからないよ…

具体的な調べ方の記事を作ったよ
この項目は申請書に必須事項だから、難しかった人はチェックしておこう。

業種と事業を図解で解説

業種は大分類、事業は中・小・細分類で分けて考える

日本標準産業分類でわかりにくかった人は以下の図解を確認してください。

次は、ホテル経営をしている事業者を例に紹介していきますね。

小分類と細分類がかぶっている事業もありますので、被っていても気にせず進めてくださいね。

次の項目は新分野展開です。既存事業と併せて新規事業を実施して売上を伸ばしていきましょう!

今回も経済産業省の文章をかみくだいて、説明していくよ。
他にも、ミキちゃんが申請者の例になってもらったから参考にしてね。

事業再構築指針その①
【新分野展開】

新製品・新サービスを作って、新しい市場へ進出しよう

新分野展開は「大・中・小・細分類」は変える必要がないので、今の仕事内容で新サービスを作ります。

ホテル経営者Aさんは、今までと違うスタイルのホテルを運営する事業を開始しました。

新分野展開で実施した新規事業が5年以内に全体売上の10%以上になっておく必要があります

今ある技術やノウハウを新規事業に活かすことも有効みたいだね。

ホテルの事例は、地元の魅力を知れるし、家族でゆったりできそう。
私もリフレッシュしたいなあ♪

相談事例➀

飛行機部品を作ってたんだけど、厳しいから、新しい製品を作って別の業界に進出します!

相談事例➁

ウィークリーマンションを経営してるよ。
テレワークが増えるだろうから客室をテレワークスペースや小会議室に改装してレンタルオフィスも実施します。

新分野展開の詳細条件はこちらをクリック♪

事業再構築指針その②
【事業転換】

大分類(業種)ではなく、中・小・細分類(事業)を変更して新規事業を実施しよう

「大分類である宿泊業は変えずに、提供しているサービスを変更する」ので、新事業としてテイクアウトの飲食業を事業を始めました。
きっと、ホテルの魅力を料理を通じて地元の人に伝えることができるはずですね。

事業転換は5年以内に既存事業より売上を大きくすることが求められているので大きな転換になりそう

ホテルの料理っておいしいですよね!
2020年のクリスマスはホテルで作ったケーキのテイクアウトが流行ったみたいですよ♪

相談事例➀

私、日本料理店を経営してるんだけど、今回、焼肉屋を始めたいと思ってるの!

高級焼肉店ですね!
ぜひ、招待してほしいなあ~

相談事例➁

金属のプレス加工をしてるんだけど、この技術を使ってロボット製造業を始めます!

主たる業種や事業の定義も以下で説明しているからチェックしてみてね
事業転換はこちらから!

事業再構築指針その③
【業種転換】

新しい製品・サービスを作ることで大分類(業種)を変更しよう

「大分類である宿泊業を転換です!」

なので、今回は中・小・細分類も転換して、今あるホテルを不動産賃貸業に変えてしまいました!

テレワークが進んでいるのでしっかり有効活用したいですね!

業種転換も事業転換と同様に、新規事業の売上が既存事業の売上を上回る必要があります。事業転換よりも大きな転換なので、しっかりとした事業計画を考えていきましょう

大分類が変わると、全体が変わるケースが多そうだね

これは、すごい転換なので大きい挑戦…!
私もテレワークしてる時あるから時には家じゃなく、ホテルで仕事したいなあ~

相談事例➀

レンタカー屋を経営していたんだけど…今回、思い切ってシェアハウスなどの宿泊業に転換します

相談事例➁

工場を経営していたけど、製品の製造が難しいし、工場の敷地をうまく使いたいから工場をやめて、運送業に挑戦してみるわ!

業種転換の詳細はこちらから!

事業再構築指針その④
【業態転換】

製品の製造方法・販売方法等を変更して便利にしよう

新分野展開と同様に、分類の転換はなし。現在行っている商品やサービスの提供方法を転換します。

対人での接客を減らすためにスマホで完結できる宿泊システムを作ってしまいました!

業態転換は、商品やサービスの提供方法を変える事業です。新分野展開と同様に、新しいサービスの提供方法の事業が5年以内に総売上の10%を超える必要があります

例えば、アナログからオンラインに転換することにも使えそうだね

はやりのデジタル化ですね。
最近、色んな事業がオンライン化されているから、多くの人が安心して利用してもらえそう♪

相談事例➀

ヨガ教室を経営していたけど、コロナウイルスで店舗での教室が厳しいからオンラインで教室を始めます

相談事例➁

今まで、手作業がメインだったけど、コロナの感染リスクも抑えながら生産性を高めたいからデジタル技術を使って製造を機械化しますね

業態転換の詳細はこちらから

事業再構築指針その⑤
【事業再編】

M&A等で会社の状態を変化させて①(新分野展開)~④(業態転換)のどれかを実現しよう

簡単に伝えると、M&Aで事業拡大です。他にも事業や株式の分割や移転、譲渡なども項目に入りますので、事業承継を検討している企業に対するアプローチで活用することも良さそうですね。

事業再編は、組織再編の項目だけでなく、新分野展開・業種転換・事業転換・業態転換の内1つを達成しないといけない

達成する項目はたくさんあるけど、事業を大きくするチャンスだから活用する際はしっかりと検討していきたいね

事業承継を考えている会社も活用できそうですね!

相談事例➀

今、日本料理店を経営しているけど、焼肉屋の会社と合併したい!
買収するためのお金を申請します!

相談事例➁

今ある会社の事業を分割して分割した事業を新しく強化します!

事業再編の詳細はこちらから

まとめ【事業再構築補助金の5つの指針】

まとめ
  • 事業再構築補助金を申請するには5つの指針(事業再構築指針)がある
  • 5つの指針は…新分野展開・事業転換・業種転換・業態転換・事業再編
  • 事業と業種には細かい違いがある!
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