こんにちは。にこいち会議所です。
6月16日に、事業再構築補助金の「緊急事態宣言特別枠」第1回公募の採択結果が発表となりましたね。採択率は66.25%と一般枠に比べて高めの採択率です。
採択となった方はおめでとうございます!
今回は、「緊急事態宣言特別枠」の第1回の採択率確認や第2回に向けてスケジュール等の変更点を紹介していきます。
「緊急事態宣言特別枠」はチャンスなので申請を検討している人はぜひ、確認してみてくださいね。
事業再構築補助金の「緊急事態宣言特別枠」第1回公募の採択率
採択率は66.25%
各者の採択結果と内容をご覧になる方は以下のページからPDFデータをダウンロードしてください。
まず、今回の「緊急事態宣言特別枠」に応募があった5,181者のうち、申請要件を満たしたのは4,326者です。
要件を満たさなかった855者(16.5%)の事業計画書が審査員に確認してもらう前に水の泡になったという事実がわかりました。
これは、ツライ…
そして、要件を満たした4,326者の審査が行われた結果、2,866者が採択されました。採択率は66.25%です。
採択された事業者はおめでとうございます。
これから事業拡大等、がんばってくださいね!
他のブログ記事やSNSでは80%「不採択になる」という情報が回っていたので、その情報と比べてみたら高めな採択率でしたね。
【事業再構築補助金-緊急事態宣言特別枠】第2回公募での変更点
【事業再構築補助金-緊急事態宣言特別枠】第2回で募集終了
「緊急事態宣言特別枠」は第2回公募(7/2)で募集を終了します
せっかく採択率よかったのに…
66.25%と採択率が良かった「緊急事態宣言特別枠」は第2回公募で募集が終了となります。
コロナの影響で発令した緊急事態宣言の対象エリアが増えたので予算を考えての判断かもしれませんね。
なので、申請を検討していた方々はラストチャンスです。
まずは申請スケジュールから確認しましょう。
【事業再構築補助金-緊急事態宣言特別枠】第2回公募の申請スケジュール
申請はもうすでに始まっています。検討中の方はお早めに!
- 公募開始:2021年5月20日~
- 申請受付:2021年5月26日~
- 応募締切:~2021年7月2日
【事業再構築補助金-緊急事態宣言特別枠】利用できる対象者を拡大
2021年4~5月にかけて発令した緊急事態宣言地域の事業者も対象になりました。
北海道、東京都、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、岡山県、広島県・福岡県・沖縄県
この記事を投稿した6/17時点では、沖縄県だけ緊急事態宣言を延期すると報道されていますね。
「緊急事態宣言特別枠」は飲食店の時短営業や不要不急の外出の自粛等で影響を受けた事業者が対象です。
公募要領P11より
※要件に合致すれば、地域や業種は問いません。
と小さいですが、記載してありますので、どんな業種でも活用できそうですね。
【事業再構築補助金-緊急事態宣言枠】事業計画書の作成枚数の削減
「緊急事態宣言特別枠」の事業計画書は10枚でまとめること
第1回公募では最大15枚での作成が必要でしたけど、第2回公募では、1500万円以下の補助金申請の場合は、今回は最大10枚の作成に変更となりました。
「緊急事態宣言特別枠」の補助金額は最大1500万円なので、申請する事業者は全員10枚でまとめないといけませんね。
公募要領P26より
※ 15 ページ(補助金額 1,500 万円以下の場合は 10 ページ)を超える事業計画を提出いただいた場合であって
も、審査対象として取扱いますが、可能な限り指定ページ以内での作成をお願いいたします。
なんてこと書いてありますけど、審査員の立場からしたら…
10枚でまとめてって書いてあるじゃん…
と、思われるのはもったいないので、10枚でまとめられるように頑張りましょう!
しっかりポイントをまとめて書こう
【事業再構築補助金-緊急事態宣言特別枠】加点:経済産業省のEBPMに対する協力
電子申請の項目に加点項目が新たに追加されました
まずは下記を確認してみよう
公募要領P29より
データに基づく政策効果検証・事業改善を進める観点から、経済産業省が行う EBPMの取組に対して、採否に関わらず、継続的な情報提供が見込まれるものであるか。
ん?なに?EBPMって…
EBPMという事業は、「ものづくり補助金」でも過去に実施されています。
内容は「補助事業の効果や事業内容を集計して科学的に集計している取組」です。
事業再構築補助金の政策も効果を検証して今後に活かすために活用されそうですね。
この加点を受けるためには…
公募要領P29より
電子申請システム上でチェック事項を入力してください。
上記の内容が公募要領にありましたので、事業計画書に記載するものではなさそうです。
補助事業を報告する際に一定の協力が必要となりそうなので、補助事業中やその後のことも考えて加点項目を取ることが重要になりそうですね。
【事業再構築補助金-緊急事態宣言特別枠】まとめ
- 「緊急事態宣言特別枠」第1回公募の採択率は66.25%なので、申請を検討している人はチャンス
- 第2回公募で「緊急事態宣言特別枠」は終了する
- 7/2までが申請期間
- 緊急事態宣言の拡大で申請できる事業者が増加
- 事業計画書は10枚でまとめる
- EBPMの取組に対する協力が加点項目になった
事業再構築補助金の「緊急事態宣言特別枠」は緊急という言葉がある分、採択率が高めでしたので、申請を検討している人はラストチャンスです。
申請期限まで2週間ありますから是非、取組を検討してみてくださいね。