【事業再構築補助金】第2回公募結果を第1回公募と比較して第3回公募以降の傾向をまとめました

こんにちは。にこいち会議所です。
今回は、事業再構築補助金の第2回採択結果を第1回採択結果と比較し、第3回公募以降の傾向について考えをまとめています。

第2回公募は、第1回よりも採択率が上がってますよ♪

この記事の内容

【事業再構築補助金】第2回公募の応募と結果(全体編)

まず、第2回公募の全体は、20,800件の応募がありました。応募者全体の採択者は9,336件です。採択となった事業者さんはおめでとうございます。

まずは、全体像をまとめたスライドを下記に記載していますのでご覧ください。

項目第1回第2回比較
申請数22,331件20,800件▲1,531件
不備数
(不備率)
2,992件
(13.4%)
2,467件
(11.9%)
▲525件
(+1.5%)
申請要件OK19,239件18,333件▲906件
採択数8,016件9,336件+1,320件
全体の採択率35.9%44.9%+9%
申請要件OKの採択率41.7%51.0%+9.3%
一般型の採択結果比較表(全体)

結果は、上のスライドのとおり、第2回公募は、第1回公募に比べて「応募者が減り、採択者数が増える」という結果となりました。

採択者数の増加

第2回公募では採択者数が増加しています。今回、補助金額5,500万円~6,000万円の間で採択を受けた事業者は3,254社あり、第1回公募と比較して930社少ない結果となりました。

より多くの企業が補助金を受けることができるようにしたのかな

応募者の不備が減少

第2回公募では、応募者の不備数・不備率ともに減少しています。

この現象は、①事業再構築補助金の事務局より、「電子申請にあたってご注意いただくこと」が更新されたこと、②第1回公募で採択となった人から申請方法のレクチャーを受けた。という2点によって改善されたのではないでしょうか。

不備数の減少は今後も対策が講じられるでしょうから申請者は確実に申請できる環境が期待できそうですね。

次は、「一般枠」と「特別枠」を見ていきましょう。

【事業再構築補助金】第2回公募の応募と結果(一般枠編)

次は、事業再構築補助金の一般枠で見ていきましょう。

項目第1回第2回比較
申請数16,897件14,800件▲2,097件
不備数
(不備率)
2,114件
(12.5%)
1,626件
(11.0%)
▲488件
(+1.5%)
申請要件OK14,783件13,174件▲1,609件
採択数5,092件5,367件+275件
全体の採択率30.1%36.3%+6.2%
申請要件OKの採択率34.4%40.8%+6.4%
一般型の採択結果比較表

結論から言うと、全体像と同様で、応募者が減少し、採択者が増えています。
第1回では採択率30%だった結果も申請要件がOKであれば、40%まで上がっております。

【事業再構築補助金】第2回公募の応募と結果(特別枠編)

次は、「特別枠」を見ていきましょう。「特別枠」は「卒業枠」と「緊急事態宣言特別枠」を含めた結果です。
ただ、そのほとんどが「緊急事態宣言枠」であると考えています。

項目第1回第2回比較
申請数5,167件5,884件+717件
不備数
(不備率)
852件
(12.5%)
813件
(13.8%)
▲39件
(+1.3%)
申請要件OK4,315件5,071件+756件
採択数2,859件3,919件+1,060件
全体の採択率55.3%66.6%+11.3%
申請要件OKの採択率66.3%77.3%+11.0%
特別枠の採択結果比較表

こちらは、「一般枠」と比較して「申請者も採択者も増えています」

しかも採択率は、申請要件を満たしていれば77.3%と、かなり高採択率です。

これは大チャンスでしたね!

この数字の背景には、緊急事態宣言地域数の増加と第2回公募で終了予定だった「緊急事態宣言枠」に対して申請が増えたことが予想されます。

緊急事態宣言枠は、第3回でも継続となりましたので高採択率の継続が期待できますね。

【事業再構築補助金】第3回公募以降の予想

事業再構築補助金第3回公募は、「通常枠」の補助金申請額は従業員人数に応じて金額が違い、「緊急事態宣言枠」は継続となりました。

コロナウイルスの影響はいまだ継続しているので、緊急事態宣言地域を優先とした事業者の経営状況回復が高採択率となりそうです。

また、第1回公募と比較して第2回公募の方が、申請者数が減少したので第3回公募も応募者数の減少と採択率向上が期待できそうですね。

【事業再構築補助金】第2回公募の応募と結果(まとめ)

第2回公募に関するまとめは以下のとおりです。

事業再構築補助金第2回公募(まとめ)
  • 全体では応募者数が減り、採択者数が増加している
  • 緊急事態宣言枠は応募者数だけでなく、採択者数も増加し、採択率は77.3%と高採択率
  • 第3回公募も特別枠の高採択率は続き、一般の採択率も上がりそう
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